ググって画像見たけど、ああ、キモイ。
単純に虫が苦手なだけかもしれませんが、あんなのがびっしりと稲穂にくっついているかと思うと・・・。それにしても異常気象や台風は害虫の生育や範囲まで広げてしまうことに、びっくり。
ほかの米は2割減にとどまったことを考えると、さがびよりはやっぱり害虫に弱いんだろうか?
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ウンカ被害拡大「さがびより」侵食、全滅も
(10月8日 佐賀新聞)
水稲の栄養分を吸い取るトビイロウンカの被害が、佐賀県内全域で急速に広がっている。夏場の高温で大量発生し、害虫の抵抗性が弱い「さがびより」を侵食。例年見られた「坪枯れ」と呼ばれる部分的な被害にとどまらず、水田を全滅させたケースも出ている。台風による被害拡散を恐れ、刈り取りを前倒しする動きも出ている。
県農業技術防除センターによると、ウンカ被害は8月中旬に嬉野、武雄、伊万里市など県西部を皮切りに発生、県内全域に広がっている。
佐賀市嘉瀬町の水田では、S・Kさん(30)が株元が黒ずんだ茶色の稲穂をコンバインで刈り取っていた。大量発生したウンカを駆除しようと、通常は2回の農薬を5回まいたものの、効果は出なかった。「坪枯れ」はわずか数日で、40アールのほ場全域に広がった。
作付けした「さがびより」は4ヘクタール。このうち被害は3分の2に及ぶ。収量は半分以下を見込む。「こんなに害虫に弱いと思わなかった。栽培面積を倍に増やしたのが裏目に出た」。先日、収穫した「夢しずく」も高温障害で収量は2割減となり「農薬や肥料、燃料代は値上がりしており、資材代を賄うのがやっと」。徒労感を口にした。
嘉瀬地区では、当初の収穫は8日を予定していたが、ウンカ被害を受けたコメを7日に刈り取り始めた。同地区共乾燥利用組合の南里和之組合長は「台風でウンカを拡散させたけ大変なことになる。40年、米作に関わってきたが、これほどの被害は初めて」と異常気象の恐ろしさを口にした。
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