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県内の透析患者らでつくるNPO法人「県腎臓病協議会」(事務局・佐賀市)は、かかりつけの医療機関名などを書いた紙を入れておき、自宅で容体が急変した場合や災害時などに救急隊員らに伝える容器「レスキューポット」(医療情報保管筒)を作った。
会員約1000人に配布したほか、広く活用してもらおうと、会員以外の患者らにも1個500円で堤供している。(佐々木浩人)同会によると、災害時に透析患者の治療が難しくなる問題は、阪神・淡路大震災や東日本大震災の際に指摘された。また、患者は高齢化が進み、独り暮らしも増加傾向にある。
ポットはプラスチック製で、縦約17センチ、直径約7センチの筒形。通院施設や糖尿病の有無、合併症などを書いた緊急連絡シート、薬の説明書を入れて、冷蔵庫、玄関、げた箱のいずれかに置く。保管場所を知らせるシールも玄関の目立つところに貼っておくようにする。救急時は、本人や家族が救急隊員に容器ごと渡す。
独り暮らしで本人に意識がない時などは、救急隊員が保管場所を見つけ、紙に書かれている情報を生かす。災害に伴って避難する場合は、自分で持ち出す。